ワーイック ストリーマー・ステージT






Warwick STREAMAR/STAGE-T
'97 ドイツ製造モデル(輸入は、'99年?)

Body : Flamed Maple AAA
Neck : 3-piece Maple (Thru-neck)
Fingerboard : Wenge 24F
Puckups : MEC Actine P/J
       3-Band Active EQ.
Finishes : Oil Finish (Natural)


小売定価 \330.000 高級ギグバッグ付属
実売価格 -20%〜-30%






フレーム メイプルの杢目を活かした、オイルフィニッシュが美しいボディーです。

音色は、アタックが強く、輪郭がはっきりしていてクリアです。
ベースギターで鳴らすより、E.ギターで鳴らしたい音です。
欲をいえば、もう少し低域に太さが欲しいです。

サステスーンは、スルーネックの特徴が良く出ています。

ボディー鳴りは、しばらく使い込むと出てくるかもしれませんが、今のところあまりありません。
ただし、ボディーに良く振動が伝わっていて、何か共鳴する物に当てると、チューニング用の音叉と同じようにしっかり音がでます。






3バンドのトーン・コントロールは、ターンオーバーと中心周波数が、100Hz・800Hz・8.5KHzで、共振幅(Q)の設定が狭いように感じます。それにベースギターとして、高音の周波数設定が高すぎます。
スラップ奏法では、4K〜5KHzを持ち上げると、快適な音色になるようですが、8.5KHzだと、金属的な音色のみ出てきます。
中音も500〜600Hzの周波数が使いやすいようです。
3トーンだったら低域も80Hzまで下げた方が良いかと思います。
トーン基板の部品をみると、半導体共振回路みたいなので、保証期間が過ぎたら、CRの定数を変更して、80・600・4KHzに改良しようと思います。

ピックアップ・パンポットは、シングルVRで、調節しているので、回転角度と変化に不満があります。

ボリュームの軸を引くと、トーン回路がキャンセルになりますが、音量差が大きく、使い勝手が悪いです。

MECのピックアップは、EMGと同じようにプリアンプ内蔵タイプなので、電池が無いと音が出ないはずですが、電池をはずしても、Jタイプのみ、音がでました。





ストリーマー・シリーズを表から見たとき、LXとステージTとの見分けは、トラスロッド・カバーの文字だけです。
スルーネックのラインは、色によって殆ど判りません。
最高級のステージUは、指板にポジションマークのインレーがあり、ボディー木材のアフゼリア独特の杢目で、すぐ判ります。





Wマーク、トルク調節機構付き、スムーズに動く密閉型のペク。

製造ロットは、ネックヘッド裏に刻印してあります。





真鍮製ナットは、各弦ごとに高さ調節ができる仕様。
(現行モデルは、カーボン製ナット)

トラスロッドカバーは、ワンタッチで取り外し可能です。





裏蓋が簡単に外せるので、電池交換は工具無しで出来るようになっています。

電子回路に使ってあるICは、品番が消してあり、回路コピーや自前修理するのに苦労します。





ワンタッチで脱着できる、ボール・ロック式のストラップピン。
(現行モデルは、ストラップピンが付いているようです。)

ストラップを取り外したときには、すっきりしていますが、ストラップ側にEリングで専用金具を、取り付ける手間がかかるし、金具の付いたストラップしか使えません。





ギグ・バッグに付属している、Wマーク入りシリンダー錠。





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